モルタルとは？コンクリートとの違いや仕上がりの種類をご紹介｜外壁の張り替えやサイディング工事は横浜市のSK株式会社へ

外壁工事について調べていると、「モルタル」という言葉を目にするのではないでしょうか。モルタルは、外壁材としてよく用いられる材料です。耐久性の高さやデザインの豊富さによって、一昔前は日本の外壁材で主流でした。

今回の記事では、モルタルの特徴や仕上がりの種類などについてご紹介します。外壁工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

モルタルとは

モルタルとは、セメントに砂と水を混ぜて生成した建築材です。柔軟性に優れており、外壁や内装壁などの仕上げ材としてよく使用されます。左官職人が壁などに直接塗り付け、味のあるデザインに仕上げられる点が特徴です。1980年代ごろは、日本の住宅外壁として、モルタルが幅広く普及していました。

モルタルとコンクリートの違い

モルタルと混同されがちな建築材として、コンクリートが挙げられます。モルタルとコンクリートの違いは、含まれている素材です。

モルタルがセメントに水と砂を混ぜ合わせたものであるのに対し、コンクリートはセメント、水、砂に加えて砂利を混ぜ合わせています。砂利を含めることで、コンクリートはモルタルよりも耐久性に優れている点が特徴です。

モルタルの特徴

ここからは、モルタルの特徴についてご紹介します。

デザインの自由度が高い

モルタルは、色の種類や塗り付け方によって、多様なデザインに仕上げられる点が特徴です。サイディングなどのようにパネル状ではないため、継ぎ目のない自由なデザインを作り出せます。

耐久性が高い

モルタルは、耐久性に優れている点も特徴です。また、耐火性も高いため、外壁材としても広く使用されています。一方で耐水性は低いため、表面に防水機能のある塗膜を塗る必要があります。

モルタルの用途

モルタルは、外壁材以外にもさまざまな用途で広く使われています。ここからは、モルタルの主な用途についてご紹介します。

土間の仕上げ

土間とは、家の中でも玄関など土足のままで歩くスペースです。土間の仕上げとして使う素材には、タイルなどを採用することが多いですが、最近ではデザイン性を重視して、モルタルを選ぶ方も増加しています。

モルタルで仕上げると、シンプルでスッキリとした印象になります。また、色の調節もしやすいので、玄関のインテリアとなじむカラーをオーダーすることも可能です。

内装壁の仕上げ

モルタルは、家の内装壁の仕上げに使われることもあります。モルタルは温かみのあるグレーの色合いであるため、木材や金属などのインテリアとなじみやすいからです。シンプルでナチュラルな雰囲気の部屋を作りたい方には、モルタルの内装壁がオススメできます。

外壁の仕上げ

モルタルは、外壁材としてもよく使用されます。後述するように、吹き付けタイルやスタッコ壁など、さまざまなデザインに仕上げられます。

外壁材として使用する場合、モルタルの仕上げに塗膜を塗ることで、汚れや雨水、紫外線などから壁を保護し、劣化を防げます。

モルタルの仕上がりの種類

ここからは、モルタルの仕上がりの種類についてご紹介します。

スタッコ壁

スタッコ壁とは、モルタルを塗った壁にスタッコ材と呼ばれる塗料を吹きかけ、凹凸のあるデザインに仕上げたタイプです。凹凸によって壁の表面に陰影ができ、重厚感のある雰囲気を演出できます。

リシン壁

リシン壁とは、モルタルを塗った壁に砂をかけるように、塗料を吹き付けたタイプです。スタッコ壁よりも細かい凹凸ができ、砂が敷かれているような仕上がりになります。

吹き付けタイル壁

吹き付けタイル壁とは、モルタルを塗った壁にタイル材を1～3mm程度吹き付けて、ランダムな凹凸をつけるタイプです。陶磁器調の仕上がりで、おしゃれな模様が人気を集めています。

左官仕上げ

左官仕上げとは、モルタルを塗った壁に、左官職人がコテを使って模様を作り上げるタイプです。左官仕上げのデザインにはさまざまなパターンがあり、うろこ状や横線模様などが人気を集めています。職人によって風合いが変わり、好みのデザインを楽しめるのが魅力です。

まとめ

今回は、モルタルの特徴や用途、種類などについてご紹介しました。モルタルはデザイン性の高さや丈夫さによって、内装壁や外壁の素材として人気です。住宅に使う建築材を迷われている方は、ぜひモルタルも選択肢に入れてみましょう。

「SK株式会社」は、個人・法人のさまざまな施工実績をもつ施工会社です。とくにモルタル工事をはじめとする外壁工事を得意としており、資格をもったスタッフが、確かな知識と技術で施工を行います。外壁工事を検討されている方は、ぜひSK株式会社にご相談ください。